ロールプレイ支援システムと言う幻想

 ときどき、ロールプレイ支援システムと言う言葉を使う人がいますが、うちには謎です。

 だって、RPGはそもそもロールプレイをするためのゲームなのに、それを支援するシステムを区別して存在するのは、豆腐製造機のなかに豆腐製造支援システムが搭載されているぐらい変です。

 よい豆腐を作るためにいい豆を調達するシステムとか、豆腐を鮮度を保って販売できる流通システムなどなら、豆腐製造支援システムと言ってもいいでしょう。ロールプレイ支援システムが、記事やシナリオなどのサポート、場所やプレイヤーなどの確保のサポートなどの支援するシステムの事をさすなら、うちも疑問にもちません。しかし、ロールプレイングゲームのルールブックに記述されているルール内に入っているものと言われています。

 ロールプレイ支援システムのロールプレイは、狭義のロールプレイを指すと言う反論があることでしょう。

 では、狭義のロールプレイとはなんでしょう? キャラクターになりきって演技することと言う人が多いでしょう(これをキャラクタープレイと表現することもあります)。

 しかし、問題があります。キャラクターになりきって演技することとは、どういうことか、説明できないからです。なぜなら、なりきるや演技には、広い意味を持っているからです。

 ということで、次回は、なりきるや演技などの言葉を掘り下げて、ロールプレイとは何かを書きたいと思います。