思わず

 ソード・ワールドのシナリオを作り始めました。
 とりあえず、今回予告とハンドアウトかきかき。

今回予告

 闇は危険だ。特に意思を持つ闇はとても危険だ。
 なぜなら、その闇は人を誘惑し、捕らえ、餌食にするからだ。
 人は弱い。
 金、地位、名誉、それに、愛情などによって容易に惑わされる。
 それは、人の心にも闇があるからだ。
 だから、闇を引き寄せ大きくなろうとする。
 そして、最後には、意思を持つ闇に喰われる。
 このロマールにも、剣の時代が始まる前から人の心の闇を喰らい続けている闇が存在する。
 ソード・ワールドRPGセッション「ロマール・ノワール
 闇の世界へようこそ

ハンドアウト
PC1
シナリオコネクション:ミカ(関係:友達以上恋人未満)
 彼女と知り合ったのは、ただの偶然だった。
 町のチンピラに絡まれていた彼女を偶然通りかかった君が助けてあげたのだ。
 それ以来、彼女と友達付き合いをしている。
 そう、いまだ友達なのだ。
 どうにかしたいのが、どうすればいいのか君は分からない。
PC2
シナリオコネクション:アーノルド・シュバルツ(関係:友人)
 彼はとてもいい奴だった。
 筋力だけでどうにかしようとするところが玉に瑕だったが、いい奴だった。
 そう、いい奴だった。あの夜まで。
 もう、奴はいない。そう、いないのだ。
PC3
シナリオコネクション:ミカ(関係:妹)
 ロマール衛士隊の分隊長である君が守るべきなのは、市民。そして、妹のミカである。
 数年前、両親をなくして以来、彼女を育てたのが君だ。
 その君の尽力と彼女自身の才能と努力により、彼女は現在、賢者の学院で魔術師として勤めている。
 妹離れが出来ていないと周りから笑われているが、君はそんなことはないと思っている。
 だが、彼女が結婚するまで、自分も結婚しないと決意しているのも事実だ。
 そして、彼女にふさわしいいい男じゃなければ、結婚を許すつもりはない。
 ……やはり、妹離れが出来ていないかもしれない。
PC4
シナリオコネクション:リリー・ルミニナ(関係:貸し)
 数年前、ロマールの闇の支配者である彼女と出会い、そのうえ彼女に貸しを作った。
 そのおかげで、なにかと、彼女から助言や援助を受け、現在の仕事を成功させることが出来た。
 彼女の助言は悪魔のささやきかもしれない、彼女の援助は禁断の知恵の実かもしれない。
 だが、もうすで、彼女の存在は君にとって必要不可欠な存在になっている。
 君はときどき思う。
 あのとき、彼女に出会ったのは、偶然はなく、必然だったのではないのか?
 いまだその答えは出ない。